マレー鉄道の旅!のはずが・・【2006.12.19~20】

2006.12.15~12.24 マレーシア旅行記(バックパック)

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【12.19~20】マレー鉄道の旅!のはずが・・

シンガポールから国境を越えてやってきた列車が到着しました。列車名は「EKSPRES TIMURAN XST/14」、トゥンパ行きです。

駅舎側です。

この列車は19:56分発なのですが、しばらく停まっていました。

青色のリュックのあるところが私の寝台です。久しぶりの夜行列車、ワクワクで夜も眠れません。
(ちゃんと寝ました)

こちらは座席の車両です。

列車の速度は、、遅いです。。(50km/hぐらい?) 到着時刻からすると、こんなものです。

朝6時頃、目が覚めました。およっ、列車が停車しています。

車内放送によると、この先は不通のようです。どうやら、ずっと停まっていたようですね。ハッキリしたことは分かりません。橋か線路が冠水したか、土砂で埋まったとか。

少し動いて最寄駅に停車です。しかし、ここで完全に停車してしまいました。

「LABIS」? どこだろ。

地図で確認したら、ジョホール・バルから140kmほどの地点です。

2. ラビス  D. トゥンパ
1. ジョホール・バル  O. シンガポール  

信号はずっと赤のままですな。

乗客が少しずつ外に出ます。

駅前の商店に買い出しをする乗客もいます。

出発の見込みについて駅の窓口に問い合わせています。時刻表通りなら昨日の22:21に発車でした。

子供たちが遊び始めました。

することがないので私も散歩です。これがディーゼル機関車です。エンジンは止まっています。

こちらが進行方向となります。

列車の最後尾です。

そして、後方です。

KTMからの差し入れです。飲料水やスナック菓子を配給しています。

乗客への気配り、なかなかの好感です。

向かい下段の子供たちにカメラを向けてちょっかいを出すと、私を意識し始めました。怖いおっちゃんと思われないように頑張ります。

みんなのんびりと時が流れるのを待っている感じですね。とりあえず運転再開を待ってみる、とか。

駅前の通りをパシャリ。ここにも人の生活が存在します。世の中100人いたら100の世界があるもんです。

あまり遠くへ行くわけにはいかないので、このお店で買い物をするにとどめます。

寝台で横になっていたら機関車が単体で横を通り過ぎていきました。列車の逆側に連結したようです。シンガポールへ引き返すとのこと。

午前11時過ぎ、ようやく動き出しました。まあ、私は目的地に向かう必要があるわけじゃないので別にかまいませんけどね~。

これは凄い。。川の氾濫した形跡があります。

低地は水に浸かっています。

来るときは寝ていたので、こんな景色に気づきませんでした。これはこれで発見です。

民家も庭も水浸しですね。。

農園っぽいです。何を栽培しているのでしょうかね。

駅へ到着する手前です。客車がブレーキをかけて減速している時にデッキで聴く音って分かりますかね? 「ジューー」って音と、「キーー」って音と、「タタン、タタン」とレールの継ぎ目を踏む音が重なって、段々とゆっくり遅くなってくる音です。
すみません、忘れてください。。

「CHAMEK」駅のホーム逆側です。駅前は民家が密集していて人の気配を感じます。

発車です。前方で機関車のエンジン音が唸り、ゆっくりと速度が上がっていきます。

踏切りではみんなが列車を眺めていました。1日にそうそう本数があるわけじゃありません。

また同じような景色になってきました。

南下すればするほど、被害が酷い気がします。

後で調べたら、この植物はアブラヤシのようですね。ヤシ科の植物とのこと。西アフリカ原産のギニアアブラヤシと中南米原産のアメリカアブラヤシがあり、マレーシアのものは前者です。1900年頃の植民地時代にプランテーションで人工的に植生されたとのこと。

本来、マレーシアは熱帯樹木の生い茂る土地で、こんな景色ではありませんでした。大量に原生林を焼き尽くして植林したので、先住民との度重なるトラブルがあったらしい。果実は脂質(パーム油)を多く含んでいて、その油脂は日本では石鹸やマーガリン、植物性食用油で関わりがあります。
(参照:ウィキ、その他のサイト)

低地はこんな景色が続きます。アブラヤシの生息には大量の雨量が必要なので、これもありということでしょう。合掌(ー人ー)

鉄橋を渡ります。

水面が近いです。。

列車の速度が落ちてきました。次の駅に近づいてきたようです。

丘陵地は大雨の被害とは無縁な感じです。

後続の列車が停車していました。

駅に到着する度に少しずつ乗客が降りていきます。既に向かいの列車には誰もいません。

建物の壁には浸水していた痕跡があります。

駅の樹木にはどこも綺麗に人の手が入ってますねえ。

見慣れてくるといい景色です。

ジョホール・バルの一つ手前の駅、「ケンパス・バル」です。なお、ジョホール・バルの「バル」のスペルは「BAHRU」、コタ・バルは「BHARU」です。

また雨模様になってきました。

ここからは街中を走ります。

こうやって見ると、ジョホール・バルって大都会ですな。

もうすぐ到着です。

ジョホール・バルに戻ってきました。窓口で運賃全額の払い戻しを受けました。なかなか味わえない貴重な体験、KTMさん、ありがとう。

ジョホール・バル駅をもう一度、パシャリ。

だいぶ日が傾いてきました。近場で市内観光としますかね。

おっ、ここが噂の「メルリン タワー」横の屋台通りですね。お腹が空いたけど、先にホテルを探すとします。ここで部屋を取れなかったらヤバそうだし。

この辺はホテルの看板が多いですね~。数軒のホテルで空室状況について尋ねてみましたが、満室を心配するほどではなさそうです。

シンガポールへ越境する車で渋滞しています。なるほど、国境の街ですな。

飲食店やショッピング街に足が向くのは私の性です。

どんなお店があるのか興味のあるところです。

ジョホール・バルの「パブリック バンク タワー」です。

先ほどの屋台通りの別の入り口です。で、メルリン・タワーは何所よ? さっきからその周辺をウロウロしてますが。

少々なら金額は張ってもいいので、シンガポールの夜景を一望できるホテルがいいですな。そういった部屋が一夜、空いてますか? と聞くと、笑いながら「Sure.」(もちろん)とのお答え。それがお目当ての客も多いのでしょうかね、お見通しです。というわけで「ホテル グランド パラダイス」で宿泊です。

部屋は7階です。空調、ユニットバス付で一泊RM55。ちょっと狭めの部屋で家具は古いですが清掃は行き届き、むしろ雰囲気があります。なお、今回持参したノートPC:NEC VersaProは電源コードと合わせて重量が4kgあります。使いやすくて愛用しているのですが、バックパックでは大変でした。

日本の昭和のビジネスホテルみたいな感じです。これで通路にビールやおつまみの自販機があれば、なんら違和感がありません。

さて。三脚を立てて対岸のシンガポールの街並みを撮影してみます。

設定を変えながら10枚ぐらい撮ってみました。肉眼ではこの写真が一番、視覚に近いです。

レンズは55mm側最大です。これ以上の望遠はできません。

お風呂も入ったし、外出するとします。お腹ぺこぺこです。

さっきの屋台通りに行くつもりでしたが、近場に雰囲気のいい通りがあったのでここにしました。空いているテーブルに座ると店員がメニューを持って注文を取りにやって来ます。タイガービール(マレーシアで一番ポピュラーなビール)に点心、料理は肉骨茶と海南鶏飯?(名前忘れた)を戴きました。
(写真はブレブレだったので割愛です)

23時過ぎの夜の雰囲気です。人通りがだいぶ少なくなってきました。

気になっていた屋台通りも片付け中でした。あちこちで営業終了の準備を始めています。

余韻が残ってますねえ。

そろそろ戻りますかね。

寝ます。おやすみ~。

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