クタ出発~モンキー・フォレスト in ウブド:お猿の森へ【2010.6.1】

2010.5.24~6.2 インドネシア旅行記(バックパック)

7ページ中 6ページ目を表示中
| 次へ

【6.1】クタ出発~モンキー・フォレスト in ウブド:お猿の森へ

朝です。本日は本旅行最終日です。バリ島に来たならこれを観て帰るべし、というものを幾つか挙げるならバリ伝統舞踊の観賞は外せないでしょう。今日はそれを観に行こうと思います。

目的地のウブドに向かって出発します。シャトルバスで行く方法は分かりましたが、観賞チケットはどこで入手すればいいのでしょう? ホテルのカウンターに尋ねると、行けばすぐ手に入るとのこと。 ふむ、とりあえず向かいます。

ライトバンで出発です。

おやおや、狭い路地に入っていきます。

ここから先は進めませんな。そこに見える看板のホテルまで運転手さんが乗客を迎えに行きます。

さらに次のホテルで乗客を拾います。乗客の方ではありませんがポーズをとってくれました。このお兄さんはひょうきんですね。

助手席のおじさんにも写って頂きました。

このホテルから乗車するお方です。

クタ・ビーチを「Jl. パンタイ クタ」通りからパシャリ。相変わらず人でいっぱいです。

ウブドまでの道沿いには写真のような石像の販売店(?)が至る所にあります。バリの芸術街道、って感じでしょうか。

クタからウブドへの道は主要道路です。日中は結構渋滞します。

こういった景色もあります。

ウブドに到着しました。私だけ下車します。運転手さんに地図を見せて現在地を教えてもらいました。

まずは空気を感じ取るため、地図を見ながら歩いてみます。

ウィキ先生によると、バリ・ヒンドゥーの信仰体系の一つに「デサ・アダット」と呼ばれる地縁的共同体があるそうな。それを支えているのが「カヤンガン・ティガ」で、下記の三つの寺院を中心として形成されるとのこと。
・プラ デサ(デサを創始した祖先をまつる寺院)
・プラ プセー(デサの集会所を兼ねる寺院)
・プラ ダルム(墓地を併設し、浄化されていない死霊をまつる寺院)
写真の寺院は、デサとプセーが一緒になっています。

パシャパシャ写真を撮っていると子供達が近寄ってきました。子供は素直な表情をみせますね~。

ここで昼食をとります。如何にも東南アジアらしい開放的な様式です。日本のように冬なんてありませんし。

インドネシアで最もポピュラーなビール「ビンタン」とお粥を頂きました。中国のお粥と同様、ほのかに味付けがしてあります。

テーブルからの景色です。稲穂が生い茂っていますね。

お百姓さんが稲を収穫しています。インドネシアは年中暑いので稲の成長が早く、年2~3回、田植えと収穫を繰り返します。

まだまだ歩きます。

子供たちは自分で遊びを見つけます。パシャリ。

たくさんの観光客がいるレストランと蓮池です。

おっ、パダンバイ港に行くときに立ち寄ったプラマの案内所みっけ。

そういえば、バリに戻ってからまだ1度もメールチェックをしていません。インターネットカフェに入り、この辺の観光について調べてみました。舞踊公演をやってる地区まで近い近い。日中は暑いので避暑のできる手頃な場所を探していると、「モンキー・フォレスト」に目が留まりました。すぐそこやん。というわけで行くことにします。

ライトバンを下車したY字路です。ここを右に下って300mほど行けばモンキー・フォレストです。

モンキー・フォレストの公園入口にやって来ました。入園料Rp.20,000-を支払います。お猿にあげる小ぶりのバナナも売っています。一袋買いました。お猿さんとふれ合えるかも。

おっ、お猿さん達がいるではないか。おいでおいで~バナナあげる。このあと早々に袋を奪われます。

午後4時です。公園の管理人さんがお猿さん達に餌を与えています。夕食タイムですね。

う~ん、尻尾が長いせいか、でっかいネズミのように見えます。初期の哺乳類はネズミかモグラのような体形をしていたらしいからね。尻尾が長いのは森の生活で役に立っているからでしょう。

ここのお猿さんは小さいな。お猿にもいろんな種類がありますが、彼らの学名は「Macaca fascicularis」、霊長目オナガザル科マカク属カニクイザルとのこと。体長は尻尾を除くと40~60cmぐらいでしょうか。

ここで言っておきますが、ここに来るときは必ず日本出国前に狂犬病の予防接種を受けておきましょう。噛まれたり引掻かれて運悪く発症すると人生終了ですからね。

母子猿がいます。
母猿「ほら、盗られる前に早く食べてしまいなさい」

写真では伝わりにくいですが、お猿さんの動きはけっこう機敏です。

座ってると勝手に登ってきます。まあ、子猿なら許す。

道の真ん中にでんと腰を据える大きな猿です。人通りがあっても自分から動こうとはしません。

ここのお猿さんは基本的には野生ですが、公園の管理人が餌付けをしています。公園のホームページによると現在、公園で約500匹のお猿さんがいるそうです。

グループのボス猿でしょうか、食糧備蓄檻前の一番いい場所に腰を据えています。

ごらぁ、餌足らんぞ~、もっとよこさんかい! と言っています。

こちらは夫婦のように仲よさげです。

よっこらしょ。

攻守交代です。

人馴れしたお猿さん達ですね~。

注意点としては、お猿さんに対して食べ物や小物を見せない、ちょっかいを出さない、目を合わせない、ですね。喧嘩になります。

じっとしてると入れ替わり立ち代わり、子猿が登り降りしてくれます。それを見ていた他の方が、撮ってやるよ、と写して頂きました。

俺たち野生じゃあないんだが、、それでも生きるって大変だよな。

母子猿、あるいは年配のお猿さんが目につきます。若い雄猿は何所にいるんでしょうかね。

一般的に猿は母系社会です。雄は成長すると別の群れに行ってしまいます。

群れを離れた雄は他所の群れに受け入れられ、そして、そこで成功しないと嫁の獲得はおろか食べ物にも満足にありつけません。必然的にその群れの既得権益者との争いになります。その争いに勝つことは自分の為のみならず、種が繁栄するための大切な挑戦となるのでしょう。

そんな難かしい話、知らんがな。

芋くれよ、芋。

フォレスト近郊の風景です。

モンキー・フォレストはお猿さんの生息保護地として有名な観光名所でもありますが、もともとこの森はバリ島ヒンドゥー教を奉る「ダラムアグンパダントゥガル寺院」の聖域となる森です。今回、寺院へは行きませんでしたが、少し公園を歩いてみました。

バリ島のヒンドゥー教はインドのヒンドゥーとはやや異なり、バリのアニミズム(精霊崇拝:物質的事象に生物的属性を持たせること)と祖先崇拝にインド・ヒンドゥー教、仏教が融合した特徴を持つとのこと。バリ・ヒンドゥーにもカーストはありますが、その戒律はインド・ヒンドゥーと比べるとだいぶ緩いようです。

管理人さんが檻の扉を開けました。みんな待っています。

女性の方はやはり母子猿が気になるのでしょうね。

7ページ中 6ページ目を表示中
| 次へ

↑ PAGE TOP