2007.5.25~31 アメリカ出張記:ウィスコンシン州の共同プロジェクト提携先と会合
【5.25】アメリカ出張:仕事仲間と一緒に渡米
1週間の日程でアメリカ出張をした時の旅行記です。私が所属するプロジェクトはウィスコンシン大学マディソン校内のとある組織と共同で事業を行っています。会議や打合せ、研修等で年に一度のペースで相手先オフィスを訪問し、今回で6度目となります。仕事なので写真の数は少ないですが、その中でも今回はストーリーにできそうなのでアップしてみました。
ウィスコンシン州は五大湖の西側に位置する人口560万人、面積17万km2(日本の約45%)の州で、酪農やトウモロコシの生産地として有名です。冷帯湿潤気候で気温は年を通じて-15℃~28℃、月に8-10日は雨雪日で年間降水量はアメリカでは多めです。人口密度は40人/km2と北海道(68人/km2)よりも疎らで、農地や森林面積が広大な印象です。食品加工やパルプ工業、電子/機械などの産業も盛んで、ミラービールやSCジョンソン、ハーレーダビッドソンの本社もあります。ドイツや北欧系の移民が多いせいか堅実的で、アルコールの消費量は全米トップクラスです。確かに酒呑みが多い印象ですねえ。出張の目的地「マディソン」はウィスコンシン州の州都で、シカゴから北西約200kmのところにあります。
D. デイン カウンティ リージョナル空港 |
T. シカゴ・オヘア国際空港 |
さて、仕事メンバー3名で伊丹空港を出発です。シカゴ・オヘア空港行き(JL10便)に搭乗するため、成田空港へ向かいます。
成田空港です。こちらも雨です。
この女性は今年プロジェクトに入った新人で、相手先のメンバーと初会合します。本旅行のマスコットとなります。顔出しはNGということで画像に加工を施しました。
機内で一番の楽しみは食事ですね。
シカゴ・オヘア空港までの飛行時間は約11時間です。ジェット気流の中を飛行するので復路(13時間)より早く到着します。アメリカ本国便での注意点ですが、機中ではしっかりと寝ましょう。11時間後のシカゴ到着は現地時間の朝8時半、そこからの1日がとても長いです。
いつの間にかマスコットに写真を撮られていました。。
朝食です。ホットケーキとメイプルシロップの甘い香り、コーヒーの香り。到着前からアメリカ気分です。
シカゴ・オヘア国際空港に到着しました。最初にすることは入国審査です。出入国カードとパスポートを入国審査官に渡して指紋を採取します。2~3つ質問されるので、行先や初日のホテル名、滞在日数、同行者、帰路の便名などは事前に頭に入れておきましょう。我々の場合、入国の目的を聞かれたら「Sight seeing」と答えるようにしています。「Business meeting」ぐらいが適当なのですが、入国回数が増すとそれなりの質問があったりしてトラブルになると面倒なので。。
審査が済んだらバゲージクレームで荷物を受け取って税関検査を受けます。普通の持ち物なら特に問題はないです。税関申告書を渡してほとんど素通りの経験しかありません。
建物を出たところでパシャリ。
次にマディソン行きの国内線に乗り換えます。国際線ターミナル(Terminal 5)から国内線ターミナル(Terminal 1~3)へはATS(空港鉄道)で移動します。
空港の敷地はかなり広いです。
空港駐車場とヒルトン(ホテル)です。Terminal 1~3はここを中心に取り囲むようにあり、ATSが巡ってくれます。
彼女が撮った写真も一部使用させて貰っています。
私とは撮影の対象が違います。
搭乗予定ゲートのロビーにやってきました。まずは自分の便がオンタイムで運航するか確認します。こちらでは出発時刻や搭乗ゲートの変更は普通にあるので、アナウンスメントにも耳を傾けておきましょう。
60人乗りの小さな飛行機で出発です。
マディソンまでの飛行時間は40分です。
ミシガン湖です。この湖岸線の先にはウィスコンシン州最大の街「ミルウォーキー」があります。
穀倉地帯が続きます。季節によって色が違います。
中央に2つの湖が見えますでしょうか。あの辺りがマディソンの中心地区です。
もうすぐ着陸です。機体姿勢の制御でけっこう揺れています。
マディソンの空港「デイン カウンティ リージョナル空港」に到着しました。
アメリカはイラク戦争の最中なので空港の警戒態勢はかなり厳しいです。ここは州軍も使用するので、パシャパシャと写真を撮っているとメモリーを没収されます。
(一般に空港での撮影は御法度です)
ベージュとブラウンの色調はマディソンの至る所で見られます。マディソンのシンボルカラーといったところでしょうか。
タクシーで市中心地区へ向かいます。距離は約10km、料金はチップを含め$20ちょいです。
ホテル「Best Western Inn Park」に到着しました。今回はここで4泊します。
Welcome Wisconです。
この辺りは「キャピタル・スクウェア」と呼ばれる官公庁地区です。
州会議事堂です。州都(State Capital)の象徴ですね。
この日は公開していました。マスコットが興味を示します。
というわけで入ってみます。
初めて立ち入りました。アメリカの格式が表れています。
吹き抜け部分の天井です。陽が差し込んでいていい感じ。
う~ん、よく分かりません。。
「ステート・ストリート」(State St.)です。さて、行きますか。
ここはダウンタウンで一番の繁華通りです。マディソンは官公庁街で大学城下町とあってか、とても落ち着いた街です。ダウンタウンと言ってもシカゴのようなガサツさはありません。
短期滞在の拠点はこの付近がお勧めです。大抵のことは徒歩圏内で済みますし、市営バス「Madison Metro」の路線がキャピタル・スクウェアを中心に延びているので、郊外のスーパーマーケットや公園、動物園、閑静な住宅地、低所得層の居住地区、ショッピングモールなど面白そうな場所に出向くのも便利です。
マディソンに日本人は200人ほど在住しているそうです。留学生や研究者、その家族でしょうか。ただここでも、アジア系と言えば中国人です。
カフェやサブウェイ、スタバ、夕食にはイタリアンやトルコ料理、カザフスタン、中華料理店など比較的料金の安いお店が多くあります。($8~30、チップに+15%) 郊外に行けばしっかりとしたレストランやステーキハウスがあります。早く友達をつくって車で連れていって貰いましょう。
礼拝堂およびキリスト教系の学生向け地域コミュニティ施設です。
学内です。正面に見える建物は「メモリアル・ユニオン」(大学生協)で、売店や食堂、チケット売り場などがあります。ミルウォーキーやシカゴ・ダウンタウン、オヘア国際空港行きの長距離バス(Coach)が建物前から発着するので、ちょいと遊びに行くのに便利です。シカゴ・ダウンタウンまでは州間高速道90号を走って約3時間、運賃は往復切符(Round-Trip Ticket)で約$50-です。郊外からシカゴ都心に入る時、遠方にみるダウンタウンの高層ビル群には感動したものです。そして決まって渋滞にハマってくれます。
留学生交流センターです。
湖岸へ行ってみます。
のどかですね~。今日は晴天でいい感じです。
「Mendota」湖です。ネイティブによると、メンドゥータ(ドゥーの部分を強音)と発音します。キャピタル・スクウェアを挟んで逆側にある小さい湖は「Monona」、ムノゥナです。因みに、シカゴはチカーゴ、マクドナルドはメクダーノウズ、プログラミング言語のJavaはジャーバです。
映画「マディソン郡の橋」はアイオワ州マディソン郡が舞台です。ここのマディソンとは違いますよ、と私のウェブサイトでも言っておきます。
書籍/文具店内のカフェテリアスペースで休憩しました。テーブルに描かれているキャラクターは大学アメリカンフットボールチーム「バジャーズ」のマスコットアニマルで、ウィスコンシン州の象徴動物「アナグマ」がモチーフです。
相手先メンバーとの挨拶を済ませました。さて、ホテルに戻ります。
ATMです。クレジットカード決済社会のアメリカでもバス乗車やコインランドリー、公衆電話、室内自販機、チップ等で現金を使用する機会があります。特に1ドル紙幣が不足しがちなので、ATMでキャッシングするのもありでしょう。(※1) 使い方は簡単です。クレジットカードを挿入し、戻ってきたらすぐ仕舞います。PIN番号を入力して「WITHDRAWAL」を選択し、希望の金額のボタンを押すか金額を入力すればOK。私が20ドルをキャッシングした時、出てきた紙幣は$10, $5, $1×5枚でした。$10紙幣はどこかお店で現金払いするか、1枚ぐらいならホテルでくずして貰えます。
※1 自分のクレカがキャッシング可であること
こちらは消防署です。
マディソンの市民図書館です。市民じゃなくても書籍の閲覧はできます。
ホテル前では小学生たちがマラソンをしていました。
行きつけのコインランドリー屋さんです。
利用方法は日本と同じです。洗濯物と洗剤をセットして、料金はQuater(25セント硬貨)で何枚か、といった感じでコイン口に投入すると自動的に開始します。
・洗濯機:熱水 $2.5(10枚)、温水 $2.25(9枚)、冷水 $2(8枚)
・乾燥機:$0.25(1枚/10分、30~40分が目安)
・洗剤、漂白剤、柔軟剤:各$0.75(3枚、室内の自販機で小箱販売)
両替機もちゃんとあります。なお、マディソンは比較的安全な街ですが、念のため夜間一人での利用は避けたほうがいいでしょう。